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コウモリが近づかなくなる予防策はありますか?

2023/11/8 │ カテゴリー: 最新情報

「近所の人がコウモリ被害に遭って迷惑をしているらしい」

そんな話を聞いたら、自分の家にもコウモリがやってきてしまうかもしれないという不安を感じてしまうかと思います。

そこで今回は、コウモリが家にすみついてしまわないように、ご家庭でできる予防策について紹介いたします。

コウモリが自宅にすみついたらどうなる?

コウモリが自宅にすみついたら迷惑なのは想像がつくかと思いますが、具体的にどんな被害があるのでしょうか。

まずは自宅にコウモリがすみついてしまった際の具体的な被害について紹介いたします。

騒音

コウモリは夜行性のため、夕方から夜になると積極的に活動を開始します。

そうすると鳴き声や羽音、壁などにぶつかる音などによる騒音が発生するため、自宅はもちろん近隣の住人にも迷惑がかかります。

フン・尿による汚れ

コウモリがすみついてしまうと、フンや尿によってベランダや床などが激しく汚れてしまいます。

賃貸物件などの場合、退去時に原状回復費用を請求される可能性もあるため十分注意しましょう。

参考記事:「賃貸物件でのコウモリ駆除は誰が費用負担するべき?

参考記事:「コウモリのフンの安全な清掃方法

感染病

コウモリは飛行できる唯一の哺乳類です。そのため行動範囲が広く、さまざまな場所で感染症の原因となるウィルスに接触している可能性が高いです。また人間と同じ哺乳類であるため、人間に感染しやすいウィルスを保有していることもあります。

興味本位でコウモリに触ったりせず、フンや尿を掃除する際には細心の注意が必要です。

参考記事:「動物由来感染症に要注意!コウモリから感染する病気とは?

コウモリはどんな場所を好むのか?

コウモリは「暗くて」「狭くて」「暖かい」場所を好みます。これは自分たちの身を守り安全に生活できる空間だからです。

具体的には

・屋根裏
・シャッターや壁の隙間
・エアコンの室外機やホースの中
・軒下/戸袋
・通気口/換気口

などにすみつくケースが多いです。

また、近くに街灯や水場(川や池)があるとコウモリの餌となる小型昆虫が多く発生するため、その周辺に巣を作る傾向があります。

コウモリを寄せ付けないポイント

コウモリを自宅に近寄らせないポイントは大きく3つあります。

  • コウモリが自宅に侵入できないように侵入経路をふさぐ
  • コウモリが苦手なものを設置して近寄らせない
  • コウモリのフンを放置しない

ここでは、この3点について解説します。

侵入経路をふさぐ

コウモリはわずか数cmの隙間があればそこから侵入してきます。

外部からコウモリが侵入できないように、隙間や穴を防ぐことが重要です。
(侵入経路をふさぐ前に自宅内にコウモリがいないことを確認してください)

壁や天井裏などの隙間は板を置いたり、シーリング材などで隙間をふせぎます。

エアコンや換気口などは目の細かい金網や防鳥ネットなどで囲うなどします。

とはいえ、コウモリの侵入経路はさまざまな可能性があり一般家庭ですべて発見して対策することは難しいです。

そのような際は、専門家である「コウモリ駆除の達人」にご相談ください。

参考記事:「コウモリの侵入を防ぐには?侵入経路の解説と自分でできる予防方法

コウモリが苦手なものを設置して近寄らせない

コウモリを近寄らせないためには、侵入経路をふさいだ上でその周辺にコウモリ忌避スプレーを定期的に吹きかけておくことをおすすめします。

コウモリ忌避スプレーには、コウモリが苦手な成分(ハッカ油など)が含まれているため、効果的です。

燻煙剤は密閉空間で効果を発揮するため、屋根裏などに設置する場合は効果が期待できますが、屋外などではあまり効果がありません。

ネットで検索すると、コウモリ駆除対策として、CDやDVDを吊り下げる、磁石を置く、蚊取り線香を使う、超音波を発生させる、などの方法が紹介されていますが、これらについては効果がないのでご注意ください。

参考記事:「ハッカ油はコウモリ駆除に効果あり?ハッカ油スプレーの作り方を詳しく解説

参考記事:「蚊取り線香はコウモリ駆除に効果的?

参考記事:「磁石や超音波でコウモリ駆除できるの

コウモリのフンを放置しない

コウモリのフンを放置しておくと、コウモリはそれを目印に集まってきて近辺に巣を作ります。

もしコウモリがすみついてしまって追い出すことができた後は、必ずフンの清掃も行ってください。

もしコウモリが自宅にすみついてしまったら

万が一、コウモリが自宅にすみついてしまっても、自分達で追い出そうとすることはおすすめできません。

その理由について解説します。

理由1:コウモリを勝手に捕獲したり殺したりしてはいけないから

コウモリは絶滅危惧種に指定されており、鳥獣保護管理法にて捕獲・殺傷が原則禁止とされています。無許可でコウモリを捕まえたり殺したりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

理由2:コウモリに襲われると感染症になる危険があるから

基本的にコウモリが人を襲うことはありませんが、巣を駆除しようとしたり、追い出そうとしてコウモリに危害を加えようとすれば、反撃をしてきます。特に夏から秋にかけての子育ての時期は攻撃的になっています。

コウモリに反撃されて引っ掻かれたり噛みつかれたりすると、傷口からウイルスが侵入して感染症になってしまう恐れがありますので、コウモリを刺激しないように注意してください。

参考記事:「コウモリ駆除は禁止?自分でコウモリを退治してはいけない理由と対策

コウモリ駆除は専門家におまかせください

ホームセンターや100均ショップへ行くと、コウモリ駆除グッズを見かけることが多くなってきましたが、これらの商品は一時的な対処方法であるか、もしくは効果がないものがほとんどです。

根本的に駆除をするのであれば、今回紹介したように、コウモリを追い出した後に侵入経路を完全にふさいで、二度と近寄らせないよう対策を施す必要がありますが、これを一般家庭で完璧に行うのは、手間や費用を考えると現実的ではありません。

コウモリは追い出すだけではなく、二度と近寄らせないところまで対策するのが重要ですので、コウモリ被害でお困りの際には、しっかりと対策ができる専門家である「コウモリ駆除の達人」にご相談ください。

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