最新情報
ハッカ油はコウモリ駆除に効果あり?ハッカ油スプレーの作り方と効果的な使い方
2023/9/10 │ カテゴリー: 最新情報
自宅にコウモリがすみついてしまって早く何とかしたい。
こんな場合は、いち早く私たちコウモリ駆除専門業者を呼んでいただきたいのですが、まずは自分たちで対処したいと考える方が多いようです。
家庭でできるコウモリ駆除方法としてよく知られているのが「ハッカ油」によるコウモリ駆除です。
そこで今回は「ハッカ油」を使ったコウモリ駆除について紹介いたします。
ハッカ油はコウモリ駆除に効果的?
そもそもですが「ハッカ油」はコウモリ駆除に効果的なのでしょうか?
コウモリは非常に嗅覚が優れているため、刺激臭を嫌います。
そのためハッカ油のようなハーブ系の香りが苦手です。
その他にも防虫剤に使われているナフタレンなども効果的ですが、発がん性やアレルギーなど人体に悪影響を及ぼす危険性が高いためコウモリ駆除には使用することはおすすめしません。
コウモリを傷つけたり殺したりしてはいけない
まず最初に、これから自分でコウモリ駆除を行おうとしている方があらかじめ知っておかなければいけないことを説明します。
ほとんどのコウモリは絶滅危惧種に指定されており、鳥獣保護法にてコウモリは勝手に殺したり傷つけてはいけないと定められています。
駆除を行うには国や地域の地方自治体の許可が必要です。許可なくコウモリを捕獲・殺傷してしまった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
参考記事「コウモリ駆除は禁止?自分でコウモリを退治してはいけない理由と対策」
自分でコウモリ駆除を行う場合には、いま住み着いている場所から追い出し、二度と戻ってこられないようにします。コウモリを捕まえたり、傷つけたりしないように注意してください。
コウモリの巣には子供のコウモリも一緒に住み着いている場合もあります。無理に巣を壊したりすると落ちて死んでしまう危険性がありますので注意してください。
またコウモリを無許可で飼うことも禁止されていますので、もし見つけたら業者か地域の役所に連絡して保護してもらいましょう。
ハッカ油スプレー使用前の注意点
コウモリが苦手なハッカ油スプレーは他の動物やもちろん人間にも害になる危険があります。
(1) ペット
犬や猫、うさぎ、ハムスター、鳥などペットブームで色々な種類のペットを飼われているご家庭が多いですが、ほとんどのペットはハッカ油を苦手としています。
(2) 子供
ハッカ油は天然成分100%のものが多く安全に感じられますが、濃度の高い原液はとても刺激が強いため、目や皮膚に触れると炎症を起こす可能性があります。
まだ皮膚の弱い赤ちゃんや幼児には危険な存在です。
(3) 妊婦・授乳中の方
ハッカやミント系のアロマオイルにはケトン類のl-メントンという成分が含まれており、これが妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんに悪い影響を与えると言われています。血管が収縮することで血圧上昇や神経毒性作用などを引き起こし流産などの危険も考えられます。
化粧品などにごく少量含まれている場合なら心配することはないそうですが、ハッカ油スプレーのように大量に使用する場合は注意が必要です。
ハッカ油スプレーで駆除を行う際には、ペットや子供が近寄らないように対策をし、妊婦さんが近くにいる場合には、影響がないように配慮してください。
ハッカ油スプレーの作り方
■ハッカ油スプレーの材料(100ml分)
・ハッカ油(20~60滴)
・無水エタノール(10ml)
・精製水(90ml)
・スプレー容器(ポリエチレン製以外)
スプレー容器は、長細いノズルが装着できるタイプだと壁の奥や隙間にも噴射できるので便利です。ただしポリエチレン製だとハッカ油によって溶けてしまう恐れがありますので、ガラスやポリプロピレン・ポリエチレンの容器がおすすめです。100均ショップやホームセンターで購入できます。
精製水とはろ過や蒸留等によってミネラル成分や微生物などを取り除いた純度の高い水のことです。主に飲用以外に使用される水で、最近では100均ショップやドラッグストアでも購入することができます。
ハッカ油や無水エタノールもドラッグストアで購入が可能です。
■ハッカ油スプレーの作り方
・食用に使わない計量カップを用意する
・計量カップに無水エタノールを10ml注ぐ
・ハッカ油を垂らす(20~60滴)
・精製水を90ml入れる
・計量カップからスプレー容器に移してよく振る
ハッカ油と水は混ざりにくいため、先にエタノールとハッカ油を混ぜておくのがポイントです。
ハッカ油スプレーによる効果的なコウモリ駆除手順
ハッカ油スプレーが完成しても、すぐに駆除を始めないでください。
しっかりと準備をすることで、効果的に駆除を行うことができます。
(1)駆除を行う時間
駆除の目的は「コウモリを追い出すこと」です。
ですので、夜行性のコウモリが活発的に行動し始める夕方に駆除を行うのが良いでしょう。
逆に朝はコウモリの行動が鈍いためスプレーを使ってもなかなか追い出せないかもしれません。
また注意が必要なのは季節です。
コウモリの繁殖期は夏ですので、夏の時期のコウモリは非常に攻撃的であるためあまり刺激しないほうが良いです。また初秋の頃には赤ちゃんもいる可能性があるため、間違って殺してしまいかねません。この時期の駆除は無理せず業者におまかせください。
また冬はコウモリが冬眠に入るため動きが活発ではないため追い出しが難しいです。
(2)侵入経路の特定
せっかくコウモリを追い出しても、どこから侵入したのか分からなければ、また侵入されてしまいます。
換気扇、壁の隙間、天井など、どこからコウモリが侵入したのか確認して、追い出した後にそこを防ぐための材料(金網やネット)なども予め用意しておきます。
コウモリ駆除において、この侵入経路の特定と再発防止策がとても重要です。
ですが侵入経路の特定は知識と経験が必要ですし、侵入経路を防ぐには様々な材料や道具が必要ですので、私たち専門業者におまかせいただくのが安心です。
(3)駆除を行う際の装備
コウモリやコウモリの糞には多くの菌、寄生虫、病原菌が着いています。
これらが体内に入ってしまうとどんな病気にかかってしまうかわかりません。
そのため駆除の際には、帽子・マスク・ゴーグル・手袋・長靴を着用してください。
(4)ハッカ油スプレーで駆除を行う
準備が整ったらハッカ油スプレーで駆除を行います。
コウモリの巣に向かってスプレーを噴射します。
このときコウモリを刺激しすぎたり、傷つけることがないようにしてください。
窓などを開けておいて、コウモリが外でていくようにスプレーを噴射して誘導します。
(5)追い出し後
コウモリを追い出すことができたら、先程調べておいた侵入経路を防ぎます。
そして巣を取り除き、周りに落ちているフンなども集めて捨てた後、床や壁を消毒してきれいにします。
コウモリを追い出すことができたら、先程調べておいた侵入経路を防ぎます。
そして巣を取り除き、周りに落ちているフンなども集めて捨てた後、床や壁を消毒してきれいにします。
コウモリのフンにも有害な物質が含まれていますので、吸い込んだりしないよう注意しながら掃除を行い、終了後には手洗いなどしっかり行ってください。
ハッカ油スプレーを作るのは簡単ですが、コウモリ駆除は大変です
ここまで紹介したように、コウモリ駆除の際には注意しなければいけないことがたくさんありますし、巣の除去やフンの掃除などあまりやりたくない作業もあります。
また、ただハッカ油スプレーを作って追い出しただけでは、再発の恐れがあります。
コウモリは一度住み着いてしまうと、その場から引っ越しすることはほとんどありません。
また生命力も強いため、3年~5年は生きると言われており、その間に大所帯を構えてしまうこともあります。こうなってしまうとコウモリのフン害もひどくなり、その家の住人がアレルギーや感染症にかかってしまう危険もでてきます。
そうなる前に、私たち専門業者の手でしっかりとした駆除を行いませんか?
万全の装備と豊富な知識と経験で、ご自宅からコウモリをしっかりと駆除いたします。