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コウモリ駆除費用は保険が適用されますか?
2023/7/10 │ カテゴリー: 最新情報
コウモリ被害にかかる費用を保険で減額したい!
「コウモリ駆除をしたいけど費用負担を減らしたいから、火災保険を利用できないか?」
「コウモリのフン害で汚れてしまった壁を修繕する費用って、火災保険は適用されないの?」
と考えている方は多いのではないでしょうか。
コウモリに侵入されてしまって迷惑しているのに、さらに様々な費用負担が発生するのはどうしても避けたいものです。 そこでこれらの費用について保険(火災保険)が適用されるのかについて解説いたします。
コウモリ被害による家屋の損傷について
コウモリが住み着いたことにより、フンなどで壁や床、天井が劣化してしまい修繕が必要となった場合、この修繕費用は保険が適用されるのでしょうか。
答えはNOです。
一般的に家屋の損傷で火災保険が適用されるのは、火災や自然災害および予測不可能で突発的な被害により生じた場合となります。
コウモリなど害獣による家屋の損傷は経年劣化による損傷(もしくは管理不手際によるもの)の1つとして扱われるため、火災保険の適用外となります。
一般的に火災保険や地震保険には「害獣の損害やそのいずれかによって生じた損害は対象外」と記載されていますので一度確認してみてください。
ただし自然災害が原因でコウモリが侵入してしまったケースなどでは保険が適用されることがありますので、特殊な事情がある場合などは一度保険会社に問い合わせてみてもよいでしょう。
コウモリ駆除費用やそれに関する工事費用について
コウモリ駆除を業者に依頼した場合、業者の作業費用や駆除のために足場を組んだり、壁に穴を開けたりなどの工事費用が発生することがあります。
これらの費用についても前述と同じ理由で火災保険の対象外となります。
そのため駆除費用や工事費用は自己負担となりますが、もし賃貸物件の場合は物件を管理する管理会社や大家さんに費用負担してもらえる場合があります。
いきなり駆除を依頼せずに、まずは管理会社や大家さんに相談してみましょう。
コウモリによって感染症にかかってしまった
コウモリ被害で要注意なのが、感染症です。
コウモリのフンには病原菌が含まれていることがあり、空気中に舞ったフンを吸い込んでしまうことで感染症に罹患してしまう危険があります。
この場合はもちろん健康保険が適用されますし、特定感染症に指定されている病気にかかった場合は、医療保険や公費で治療費を代替することができます。
コウモリを退治しようとして怪我をしてしまった
家に住み着いてしまったコウモリを追い出そう、退治しようとして、逆に襲われて怪我をしてしまった場合はどうでしょうか。
保険が適用されるのは「予測できるかどうか」がポイントになります。
コウモリがいるとはまったく予測できない場所でコウモリに襲われた場合は保険適用になる可能性が高いですが、家の中にコウモリがいることがわかっていて、それを退治しようとして怪我を負った場合は保険適用される可能性は低いです。
そもそもコウモリ自体を退治することは鳥獣保護法にて禁止されていますので、自分でコウモリを退治することは止めてください。
コウモリのせいで車が汚れた、傷ついた
駐車場の屋根や天井裏にコウモリが住み着いたことで、愛車がフンで汚れてしまったり、傷がついてしまった場合はどうでしょうか。
自動車保険は「持ち主が明確な物」にしか適用されず、コウモリなどの野生動物は「持ち主が不在の物」として扱われるため、これらの被害は「物損事故」「単独事故」として処理されます。
そのため自動車保険はコウモリなど害獣による被害は適用対象外となります。
ただし任意保険である「対物賠償保険」に加入している際は修理費用の一部を保険で補うことができる場合もあります。
被害が出る前に業者に相談しましょう
基本的にコウモリ駆除にかかる費用に保険が適用される可能性は低いです。
そのためなるべく費用を抑えるためにも、コウモリを発見したら早めの対策を打つことが大切です。
もしコウモリを発見したら、「コウモリ駆除の達人」防除研究所までご相談ください。