最新情報
コウモリがすみつきやすい家の特徴とは?
2023/11/22 │ カテゴリー: 最新情報
通常であれば自然の中で生活しているはずのコウモリが、なぜ人間の建てた建物の中に巣を作り、すみついてしまうのでしょうか。
それは人間の住む家が、コウモリにとっても生活しやすい環境だからです。中でもコウモリがすみつきやすい特徴のある家は存在します。
そこで今回はコウモリがすみつきやすい家の特徴について解説します。
古い家はコウモリがすみつきやすい?
一般的に古い家にはコウモリがすみつきやすいと言われています。
これは間違ってはいないのですが、正確には「隙間が多い家」がコウモリにとってすみつきやすい家であり、古い家は経年劣化により壁や天井などに小さな隙間ができていることが多いためコウモリがすみつきやすいのです。
従って、新しい家でもコウモリが侵入できる小さな隙間があれば、そこからコウモリが侵入する可能性は十分あります。
コウモリはどんな家を好むのか?
条件1 暗くて静かな場所
コウモリは暗くて静かな場所に巣を作ります。
夜行性のコウモリは日中は巣で大人しくしているため、明るい場所が苦手です。
また聴覚が優れているためうるさい場所も苦手です。
条件2 狭い場所
日本の家屋にすみつくコウモリは主にアブラコウモリであり、体長は4cm~6cm程度です。
このように体が小さいコウモリは狭い場所を好みます。
狭い場所であれば隠れやすく外敵からも身を守りやすいからです。
条件3 ぶら下がれる場所
コウモリといえば、洞窟の天井にぶら下がっているイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
コウモリがぶら下がっていることが多いのは、コウモリが四足歩行の哺乳類から進化したことに影響があるのではないかと言われています。
例えば鳥類は二足歩行できるだけの脚力を持っているため、二本足で立って歩くことができます。
一方でコウモリは元々四足歩行であったために二本足で立てるほどの脚力をもっていないため、何かにぶら下がり、エネルギーの無駄づかいをしないように進化したのではないかと考えられています。
また天井など高いところにぶら下がることで外敵から身を守ることができるメリットもあると思われます。
条件4 暖かい場所、雨風をしのげる場所
コウモリは暖かくて心地良い場所を好みます。
これもコウモリが哺乳類であることに由来しており、体温を一定に保とうとする恒温動物であるため、冬でも暖かい屋根裏やエアコンの室外機などを好みます。
同じ理由で、雨風から身を守ることができる場所も好みます。
条件5 エサが近くにある
コウモリは小型の昆虫(蚊など)を主食としています。
ゴミ箱や水槽、庭に池がある場合、そこに発生する虫を狙ってコウモリが近づいてくる可能性があります。
条件6 近所に街灯や水場がある
近所に街灯や水場(池や川)がある場合、そこに小型昆虫が集まるため、それを狙ってコウモリも集まってきます。
コウモリは夜行性のため、昼間は住心地のよい人間の家の中ですごし、夜になると近所の池や川へ向かう行動を取ります。
コウモリは家の中のどこにすみつくのか?
家の中でコウモリがすみつきやすい場所はどんなところでしょうか?
屋根裏/天井裏
屋根や天井にある隙間はコウモリの主な侵入経路の一つです。
そして屋根裏・天井裏は暗くて静かで暖かいというコウモリにとってとても住みやすい場所です。
瓦の隙間
瓦の隙間もコウモリが巣を作りやすい場所です。
僅かな隙間でも体が小さなコウモリであれば十分快適な場所です。
軒下/ベランダ
ぶら下がることができて、雨風をしのげる軒下やベランダもコウモリが好む場所です。
エアコンの室外機/ホースの中
狭くて暖かいエアコンの室外機やホースの中もコウモリが好む場所で、エアコンの普及とともにこの事例が増加しています。
コウモリを捕獲・殺傷してはいけません
最後に、もしコウモリが自宅にすみついてしまったとしても、コウモリを無理やり追い出したり、捕獲しようとしてはいけません。
コウモリを追い出そうとして、コウモリを傷つけたり、コウモリを殺してしまうのは、鳥獣保護管理法にて禁止されていますので、注意してください。(懲役刑や罰金刑となる危険があります)
参考記事:「コウモリ駆除は禁止?自分でコウモリを退治してはいけない理由と対策」
コウモリ駆除は専門家におまかせください
私たち専門業者は、死骸の処理はもちろんのこと、コウモリが侵入した経路を塞いで2度と侵入しないように対策を施したり、コウモリのフンで汚れた箇所の清掃なども行いますので、安心安全に処理を行うことができます。
コウモリは追い出すだけではなく、二度と近寄らせないところまで対策するのが重要ですので、コウモリ被害でお困りの際には、しっかりと対策ができる専門家である「コウモリ駆除の達人」にご相談ください。